2013年10月04日

石の上にも三年って言うが…テメェはまだまだだ! by小十郎

そうなんです。
笛の名手と言われたこじゅさんに憧れて(わははw、
能管を始めてから…早いものでもう3年は経ちました(てへ☆。


そして先日、
発表会というかおさらい会があって…また能舞台に立たせていただきまして。

しかしもうね…今更ながら思うけどさ、
笛って…息で吹くもんでしょ、
だからもうね、内心のビビリがモロに音に出ますぜっ(わっはっは。

お恥ずかしい事に、初っ端から音が出ない出ないw。
音が汚いw(トホホ。
「え?…これから10分余りコレで行くのか!自分!!(10分くらいの曲なので)」、
「お稽古の時はもうちっとマシだったのになーー!」と
真っ青&冷や汗になりましたぜ(わっはっは;。


ただでさえ、
こんな機会だからと、素人が能舞台に上がってる訳ですよ。
お客さん入ってる訳ですよ!。
(会に出るお弟子さん達のお知り合い&師匠方の模範演奏を見に、
結構なお客様が…)

舞台に立つんで…一応着物です、そして袴つけるんですよ。
(お能の囃子方なんでスカート型の「行灯袴」では無く、
パンツ型の「馬乗り」ってヤツですね)

そして胸元に笛を差して出るんですよね。
正確には、能管を入れる筒があって、それごと胸に差して、
そこから笛を取り出して吹くんですが…筒は吹いてる間中残っている訳です。

そうなんです!!キツいんです、胸元はいつもよりwww。

こんな状態でっっっ素人が笛なんてっっっ!!、
ああ〜〜〜この音色の情けなさはどうよっっっ!!…って、
吹きながら思っちゃったんですけど(トホホ、
でも段々調子が出て来て…まあなんとか最後の方は少しマシな音色になって、
私の出番は終了したのでした…。


緊張したーーー(わはははははははは。
でも太鼓の先生、大鼓(大皮)・鼓の先生方も一緒に演奏して下さったので、
(これは弟子達をリードしたりサポートする役目もあるからで)
本当に贅沢で良い経験をさせていただきました。


そうそう、
太鼓って…ホントに良い音ですね。
大鼓・鼓は良い音だなって昔から思ってたけど、
太鼓も…素晴らしい。
澄んでいるけど余韻のある音…美しいです☆。


政宗公は太鼓の名手だったという事ですが(鼓も上手だったらしいけど、
小十郎と合奏なんて……きゃああああーーーーーー!!、
素敵過ぎて、妄想だけではなぢ!!!(わはははははははははは。

あの頃の皆さんはそりゃ上手だったんでしょうね。
静岡市吐月峰柴屋寺(とげっぽうさいおくじ)というお寺には、
今川義元の能管なんてのも残ってるらしいし、
(彼自身は笛吹いたかどうか自分的には不明ですが、吹いたと妄想してますw)
細川幽斎さんなんて…、
政宗公が「あの人の鼓は凄かったよ」なんて言ってるくらいなんで、
超絶名人だったんだろうなあ…。
聞いてみたいよ見てみたいよ、いやホントに!。


そして。

最近、とうとう本物の笛を手に入れてしまいましたv。

実は今迄の三年間は、ずっとプラスチック管で吹いてて。
(能管って初心者用にプラ管が作られているので)

実はこのプラ管、結構音が出るようになってます。
とゆのも、
他の楽器でも同じだと思うんですけども、
お稽古始めにあんまり音が出ないと…やる気なくなっちゃうから、
初心者用の楽器って、結構音出易いように作られてますよね?。
能管の場合もそうなんじゃないかなって…。

なので…新しい本物の笛の方が…今は音は出にくい。
だけどなんとも言えない良い音がするように感じます♪。
これから段々と自分も上達して、笛も自分に馴染んでくれて…、
そして我々きっと、良きバディになれるよなっっ(ぇw。


能管って本来は、
「乾燥させて燻された煤竹で」作られてるんですよね。
理想は100年以上、
例えば民家の天井とか屋根とかで燻された竹を使うといいらしい。
でも今は人工的に乾燥→燻すって行程をやってるらしい。
そうは言っても全て手作りでもあるので、
やっぱり本物の笛はプラ管とは感触も違います。

でも見た目は…結構プラ管も健闘してますよ。
こんな感じ↓。

fue02jpg.jpg

上が本物で、下がプラ管です。

fue01.jpg

下の笛の「照り具合」と、
横に走る「整形した(素材を合わせた)線」が…プラスチックですね。


吹いていて、私というより笛の方が乗ってくると、
プラ管より迫力のある音になるっす。
音そのものも、独特の味のある音(かすれ具合とか)もあるし、
この笛は高音がなかなか美しいので、伸びがあって吹くのが楽しいっす☆。

能管の特徴である「ヒーーーー」という高音(ひしぎ、という音です)も、
とても良く出てくれるので…嬉しいですv。


それでね。

この笛に…名前をつけようと思ってるんですよね(えへへ☆。

たとえば…、
源義平、または平敦盛の笛とされる
「青葉の笛(一説には「小枝(さえだ)の笛」)」、
そして、源義経が五条の橋の上で吹いたのが「薄墨」、
(でもこれはあくまで逸話…らしいと)
小十郎の笛が「潮風」と伝えられているように、
僭越ながらワタクシも命名してみようかなと、w。


で。

持ち主の腕前はともかく、笛は立派な笛なので、
カコイイ名前にしようかなとか、
いやいややっぱ名前負けしない、
そゆ意味でいい感じの名前にしようかなとか…、
考え中ですv。


今は秋なので…秋にちなんだ名前はどうかな…と。

候補はね、
「萩」…宮城野萩(紅い萩)とか白萩(お分かりですね♪)とか、
「鷹風(ようふう/鷹を天空へ押し上げる風らしい)」とか、
いっそ「アジュール(碧)」とかさwww。

「野分」とか「彗星夜」とかも綺麗だけど…ちょと名前大きいしねw。

昨夜の帰り道でキンモクセイの香りがしたので、
「木犀」もいいなって♪。
(キンモクセイもいいけどギンモクセイも好きなので)

「モクセイ」って「木星」とも同じ音だし…面白いかなv。

てな事で…まだまだ思案中なのでございます♪。
(つかキサマ、まずはもっと笛上手くなれっていう話だよwww。
いつかこじゅさんに…ちょとでも追いつけると…いいいな…。
ええマジっす(わははははは。)
posted by 夏草 at 11:17| Comment(0) | 能/管 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月19日

すーぱーせっしょん!

久しぶりに笛の話です。

なんと…まだ辞めていませんw。
でも、昨年後半からの「なんとなくの体調不良」で、
余りはかばかしく進展はしてませんが、それでもヨロヨロ細々続いております。


 suehiro&hue.jpg

因にこれが能管↑、
それと以前お師匠から戴いた扇子です。
お稽古の区切りに弟子たちに授けて下さるようなのですが、
当時時節柄だったのか…桜です。
姿・色合いがホントに美しい…


前にもちょと書いたんですが、
小学生の頃にブラスバンド部にいて、数年間フルートを吹いていたので、
一応「横笛」の吹き方のようなものの初歩は知ってるつもりでしたが、
笛そのものの音は出ても(音色はいまだ良くはないですけどねw、
いやもう、邦楽の世界には完全な門外漢で、
音曲のあり方が全然感覚が違うので…全てが手探り(くはっwww。

こんななので、
モチベーション的には何があるかというと、
もうね、ただひたすら「こじゅさんが笛の名手だった」伝説を真に受けw、
日本の歴史も好きな事だし!という事でw、
オイラも頑張るぞーーーー!的な感じなのですが(おいおいw、
師弟の御縁もあって…今日に至っておりますv。


ホントに能管というか…お能の世界って、
知れば知る程凄い興味深いです。


今日は…囃子方の演奏の合わせ方というか、
アンサンブルのあり方というか、そんなお話をド素人の目線から。


そもそもお能の囃子方というもの、指揮者が居ませんw。
(因に、お能では笛も一種打楽器扱いです。
リズムを作るセクションという事で。)

しかも、囃子方は舞台上皆一線に座り、観客の方を向いているので、
お互いが見えない訳です。
そこで「かけ声」が必要になると。
(笛は「笛を吹く」のでかけ声はありませんが、他のパートは皆ありますね。)


なので…一種イニシアティブを取る人が要る、居る訳ですよね。

太鼓、大鼓/おおかわ、鼓、笛(能管)という編成なのですが、
(いつも固定じゃなくて、太鼓が無い時とかもあるけど)、
太鼓が居る時は太鼓の人が、
居ない時は大鼓/おおかわの人が…という順で、
演奏のイニシアティブを取るらしい…。
そうでなければ、年長者が…という事だそうで。

でも、
コンダクターじゃないから、
そもそも横一線に座ってる囃子方には見えないし、
そこで、
かけ声で牽引というか、きっかけというか、拍を作って行くというか、
そういう「感覚的な」リーダーという感じらしいです。


でもこれも…「彼のリズムに単純に従う」んじゃなくて、
お師匠が仰るには、
「主軸になる人がやろうとしている事を感じ取り、
それを皆が活かし、自分のするべき事を行い表現する事」が肝心だそうで、
これが実現すると…緊張感のある良き演奏になるらしいのです。

凄い。
本当に日本的ですよね。
「場の感覚を読んで、相乗的に和を作る」ですよね。
これって…しかもそれだけではなくて、まさにまさに、
「個々人の表現を出し合い、時にはせめぎ合うセッション」ですよね!!!。
凄い感性が必要って事ですよね!!!。

そういう訳で拍子そのものも「感じ取らないと」とゆ事で。

でね。

更に、囃子方以上に、
舞台で一番、場を支配する人は…やはり能楽師だという事で、
結局シテという事でしょうか。

シテもまた…「結果的に」舞台監督のように皆を牽引する形となったり、
同時に演者でもあったりすると。
(因にシテとは…「する人(し手)」ですよね…)

この方が登場以降「どのような場を作っているか」も、
囃子方は敏感に読み取り感じ取り、
舞の部分の表現(拍とか旋律のニュアンスとか)を能楽師に合わせて行く…、
という事らしいです!!!。

凄いなあ〜〜〜ホントにセッションですよね。
ジャズだ!!!ホントに!!!。
(とか言って…調子に乗っててすみません。
でも緊張感とか面白さはジャズに喩えると、個人的に身近なもので…)


自分なんてもうね、
笛の旋律を吹くので一杯一杯になって、
いまだ、そゆ事に全然気を配れない…(トホホ。

まあそれは、
まだ3年くらいしかお稽古してない訳なんで、
こんな仙人のような世界にはとうてい到達できなくて普通と思いますが、
でも!心は…いつかはスーパーセッションを目指したい!!!。
(でも当分きっとヨロヨロですがw)

ああ〜それにしても。

こじゅさんの笛って…どんなだったんだろうなあ。
「上手かった」って評判だったくらいだから、
すんごいカコ良かったんだろうなあ…。
(笛って、武士が吹く姿も凛々しいですよね!)

能管の音はホントに神秘的です。
吹き方も、
「景色のように」(曲の背景として景色が茫洋と現れる感じと言えばいいのか、
「人が歌うように」(時には歌う時のように、
息づかいをコントロールすると言えばいいのか、
吹けるのが…宜しいらしい。

うーん。

きっとこじゅさんも…そゆ事出来たんだろうなあ!。
そして政宗公の太鼓(時には鼓)とスーパーセッション……。
くはっ…伊達家家臣になりたかった…見たかったよね、そゆのwww。
posted by 夏草 at 12:16| Comment(0) | 能/管 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月20日

小十郎の笛は…きっと男前な音色だったに違いない☆ 〜3〜

ちょと話題は前後しますが。

御師匠のお話によると、
「/能/管は、一般的には能の曲を吹くもの」という事なので、
神事にも転用されていたかどうかは…不明ですが、
(場所や伝統やら…個人の自由やらによって、
そういう厳格な決まりがあった所も、
無かった所ももあると思われ)、
それでも…小十郎の環境としては、
どれにしても、笛に親しむ素地のあった所に生まれ育った…とは、
言えるかもしれません。

でも、現代でもそういう側面は結構あるのですが、
横笛好きって…結構いろんな種類の横笛を吹いたりするんですよね。
スゴい著名な演奏家でも、アマチュアでも、
フルート吹いて、龍笛吹いて/能/管吹いてって方もいらっさる。

なので、
一番最初に「小十郎が吹いていた笛は/能/管だ!」と、
書いてしまいましたが…(だって嬉しかったんだも…てへへ☆、
龍笛だって吹けたんじゃないか…と思ったり。

(因に、
義経や敦盛の笛は…龍笛じゃないか、と、御師匠談)



それから。
余談ですが。


同じく御師匠のお話だと、能の主役はやはり「太夫(能役者さん)」。
囃子方(笛、太鼓、鼓、謡)は…場を作り出し、太夫をもり立てる役だ、と。

そうなんですよ…。
御師匠は仰った。
笛は……景色となるように吹きなさい。

くはっっ。
景色………。

つまりは…目立って華麗に吹くというよりも、
味わい深いというか…観衆の心に忍び込んで、
情景を沸き立たせるように吹きなさい…という事かと。

うーん。
深いです…凄いなあ。
(それはきっと…オイラ的には相当未来の話だろうな…トホホ。
でも笛好きだから…そんな風に吹いてみたい…)

でね。

笛は、
・主役としてメロディーを謳歌する楽器ではない
・太夫が主役であって、囃子方の扱いは一段低かった

……という事は。

ああー。
なんだか…この在り方自体が、
なんだか小十郎の生き方にシンクロしてるように思えませんかw!!。

美しく激しい主の夢幻能。
それを彩り、時には鼓舞し、時には慰め、
時には讃え、神がからせるのは…勿論、
あの人の吹く笛の音なのですね!!!。

くはっっっ。

いやもう…妄想バクレツが止まりません…。←付ける薬無し!!!!!!

posted by 夏草 at 20:30| Comment(0) | 能/管 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする