2018年01月12日

すべてのはじまり すべてのおわり

『デビルマン Crybaby』を…やっぱり見てしまった。


☆完全ネタバレあり。作品を未見の方は読まないでね☆


個人的に…とても印象深い作品だった。
ずっと長い間知りたかった、見たかったものが見られた、というような、
遠い旅路の果てに…やっと辿り着けた一つの結末、というような。
しかし心は…とても切ない。


湯浅政明監督のインタビューなどでも言及されていた通り、
あの原作を最後まで、監督の感性で描ききったもう一つの『デビルマン』。

湯浅政明監督というと…自分的には『ケモノヅメ』だ。
絵柄的にはグラフィックなデザインのキャラクター達が、
プリミティブで生々しく過激に…そしてユーモラスにどんどん動き回り、
アニメーションもストーリーも変幻自在にメタモルフォーゼして行く。

時に荒々しく血みどろで、
時に行き過ぎて狂おしく、そこが可笑しく、哀しく、
時に放埒でエロティックな物語。
(好き嫌いはきっと大きく分かれるだろうけど)色々な意味で圧巻だった。

そしてその監督が『デビルマン』を作るという。

そして監督は「これは飛鳥了の物語」と言っていた。


私も実はずっと…飛鳥了の思う所を知りたいと思っていた。
デーモンと人間の戦いでデビルマン=不動明を破り、
堕天使サタン=飛鳥了は彼の亡骸に語りかける、原作のあのラストシーン。

あの時、飛鳥了は本当は何を不動明に語りかけていたのだろう?…と。



『デビルマン Crybaby』の不動明は、元々慈悲の人だ。

(神と悪魔の世界観はキリスト教的だが)慈悲というより…「大悲」の人のようだ。
他者の苦しみや悲しみに感応して、その人のその人々の辛さを泣く。
その人その人々に代わって泣く…のだ。
人々の嘆きや苦しみを身の内に入れてしまう人。
それを一緒に悲しんで心に寄り添う、我知らず寄り添ってしまう人。

そしてそれを言うなら…最初から本作の不動明は「受容の人」だった。
子供の頃から不動明の心は大きく開かれ、人を人々の悲しみを受け入れ受け止めた。
人を愛する事に躊躇が無い。
その意味で強い人。


「了も泣いてる」

小さな犬の死に直面して、
飛鳥了の心に点りつつあった「それ」を明は言い当て、代わりに泣いた。
小さな、泣く事もできなかった了の代わりに泣いたのだ。

飛鳥了はそれでも…長い間少しも気付かなかった。
本当は彼の心にも「それ」が点った事を。
美樹がそのクラスメートが、そして不動明が、
飛鳥了へ手渡そうとしたもの、託そうとしたもの。
それがなんなのか…彼は気付けなかった。
その存在を信じていなかったから。

しかし最後に…「それ」がなんなのか、それが自分の中にも点っていた事、
そして不動明から託されていた事、受け取っていた事に気付いた瞬間、
飛鳥了は慟哭した。


明、明…この感情はなんだ
応えろ明……

飛鳥了がその心に愛が点っていた事を悟った時、既に全ては決していた。
彼が唯一愛を感じていた不動明は既に失われていた。
一番大切なものだったはずなのに。

身のうちの愛に気付いた時、同時に全てを失っている事に気付いた。
不動明は滅び去った。
了から見て、
感情というものを持った人間はそれ故に弱く、
人間を弱くしているその究極のものは…愛の感情。
それ故に不動明も滅ばざるを得なかった…。


それを、その愛を知ったのと引き換えに、計り知れない喪失が了を襲う。

弱さはとは忌むべき、排除すべきもの、敗れ去ってしかるべきもの。
そして最上の者、すなわち強者として生き残ったのは自分なのだ。
本来なら何を悲しむ事があるのだろう…。
それなのに。


不動明は慈悲の人、愛の人。
それを受け取った飛鳥了の周りに広がるのは…永劫の孤独。
もう不動明は居ない。
自分はたった一人残されたのだ。
これからも…たった一人。



この結末を皮肉とは思わない。
原作が「これが人間の本当か!」と絶叫したものも、
『Crybaby』で飛鳥了が慟哭したものも、表裏のもの、背中合わせなものだと思う。
相反しながら二つながらに存在する、同じ所に宿るもの。
そしてそのような在り様が…まさに人間なのだ。

飛鳥了にとって、
矛盾だらけの無力な存在が消失して…残ったものは果てしない孤独。
すべてのはじまりはすべてのおわり。
すべてのおわりはすべてのはじまり。
不動明や牧村美樹を、皆を破滅させた飛鳥了の慟哭が…今も胸を離れない。
posted by 夏草 at 00:17| Comment(0) | まんがとかアニメとか映画とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月08日

蘇るヒーロー

いやあ…2018年はもうね、
新春から世間が飛ばしてらっさる…つかもうぶっ飛ばしですな。

個人的にヒーローが子供の頃から大好きなんですが…、
今一番好きなヒーロー、一つ前のエントリーにも書きましたが、
『タイバニ』!!!…ついについに、再始動!!!!!。

ああああああああ……この日をどんなに待ち望んでおったか!!!。
ああああああ…感慨無量でございます。

思えば…大晦日〜新年のあけおめ声優大会では、
とっくに平田さん森田さんは御存知だったのですね!!、
その上であんなパフォーマンスだったのですね!!。

あああああああ……胸熱過ぎる………。

ええもうアクティブユーザー(別名ATM)の一人として、
ますます頑張りますぜえええええええ!!!。
滾ってますぞおおおおお!!!(わははははははは。


あとね。

この所、
うちのブログの↓のエントリーを見に来る人が多くなってまして。

『愛ゆえに…お前の全てを奪いたい』
http://ikiikien.seesaa.net/article/252405120.html


うーん…また『ベルセルク』が何かあったか???と思っていたら。

いや!!なんと……『デビルマン』ですね!!!。

あああああ…これも凄い…凄過ぎる!!!。
湯浅政明監督で2018年版『デビルマン-Crybaby- 』が、
NETFLIXでこの5日から配信なんですと!!!。

ああああああ……『デビルマン』大好きなんですよ……。
その上、湯浅監督の『ケモノヅメ』も大好き!!!。
くはっっっっっこれはもう見るしかないっっっ。

…と思いつつも、
このバージョンって結構血みどろな予感が^^;。
最近血みどろが意外と苦手になっておりまして…(トホホ)。

うーんでも……飛鳥了出てるし!これは見ないと!!。
そして今日は休日!!!…これは……見ないと…いかんな!!。

あああああ。

諸々の感慨を越えて、見る事ができたらば…
また感想書こうと思います☆。

あ、最後に歌貼っときますね↓。

『デビルマン -Crybaby version 』
(終わってもそのままにしておけば…、
原曲の『デビルマン』も引き続き聞けます♪)

https://www.youtube.com/watch?v=diuexInkshA
ラベル:タイバニ
posted by 夏草 at 02:07| Comment(0) | まんがとかアニメとか映画とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月01日

平田さん森田さんで ゆく年くる年w

2018年!あけおめ ことよろ でございます!!。


IMG_1224.jpg

大晦日深夜から、平田さん森田さんがBSに出演されて…、
なんと『タイバニ』でゆく年くる年しちゃったです☆。

いやあ…なんという年末年始。
なんて耳福な始まり……。
今年はこのままノリ良く生きていきたいと思いますね(ふふふふふ)。
今年もまだまだ同人本作っちゃおうぜ!と内心決めましたw。

いや、いいんです、別にアテクシ達アクティブユーザー(別名ATM)でも。
じっくり二期お待ちしてますんで…(ふふふふふふ)。


しかし…森田さんの『逃げ恥』も良かったけど、
平田さんの『男女逆転大奥』が…凄かったです、ええもう。

万里小路有功さんを平田さんが演じられる日が来ようとは!。
家光様も朴璐美さんだったので…洋画吹き替えじゃん!と突っ込んでしまいましたが、
いやいや…大人は違うなwww。

実写の堺雅人さんの有功さんって…平田さんが演じたより、
良い意味で若くて可愛いですよね。
あれはあれで良いし好きだけど…平田さんのはなんつか…大人。
ああいう感じで来るとは思って無かったので、
ああ〜アニメ版も見てみたいなと、
平田さん、有功さん演んないかなと…思いましたです^^;。

朴璐美さんも大好きです。
やはり『鋼の錬金術師』が世の中的には一番なんでしょうけど…、
個人的には、『BSR』の上杉謙信様がすんごく好きだなwww、
ああいう難しい役柄を(どっちに転んでもビミョーになりそうな所を)、
もの凄く気高く美しく大人に演じていて…あれは本当に好きだし、
(ああだからこそ、かすががああなるんだよね!凄い説得力ある)
朴璐美さんて偉大!!と今だに心底思っております。


…という訳で。

今年もこの調子で行くと…お城&歴史と『タイバニ』同人として、
去年同様、二足のわらじを履き切れないかもしれませんが(わはははは、
今年はなんとかもう少し…両立させたいと思いますです!!。
↑去年もそんな事言ってた気がす^^;

ではでは、今年も一年頑張っていきましょう〜〜〜〜!。
posted by 夏草 at 18:34| Comment(0) | まんがとかアニメとか映画とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする