2014年04月15日

………ダメな人

一人西島さん祭w、ますます絶賛継続中です!!。

とゆ事で。

今日は…当然『MOZU』の事を書こうと思ったんですけども、
先日『インビジブルレイン』が地上波放送になってたので、
録画で見てみました。

で…こっちから書こうかという気に…www。


『インビジブルレイン』は、ご存知、
ドラマ『ストロベリーナイト』の続編映画という事ですが、
これって公開当時、結構評判悪かったですよね。

その最たる理由は…、
ここまでいい感じだったハズの姫川主任(竹内結子)と、
部下の菊田(西島さんv)が…、
ええーーーーまさか上手くいかないの???という、
一種キョーガクのオチがあったからだとwww。

そうなんですよね。
あらゆる意味で急展開な映画だったなwww。

で、
☆ここからネタバレ含んでます☆。



西島さんが出てるドラマだというので、
一応『苺夜』はドラマもスピンオフも全部一通りは見たんですけど、
個人的には…ホントはあんまり好きな作品じゃないんですよね。

主人公の姫川玲子さんは竹内結子さんだけあって、
ホントに美しい!!!。
そこは凄く好きなんだけど…、
役柄の姫川主任は、余裕が無いというか、
直感とか洞察は優れているんだけども、
どうもいつも一杯一杯でキリキリしてて、
(男の縦社会で、
美女が実力をなかなか評価されない…という苦しさからだけど)
そこが…痛々しいなと思う事も多かった。

でも、
見てる間にだんだん思えて来た事があるんだけど、
この話は逆にそこが「売り」なんじゃないか…。
むさ苦しい男社会の中で、可憐で美しい刑事が、
時にはヨロヨロしながら、それでも戦っていく…的な感じが、
描きたいんじゃないかって。

なので、
この『インビジブルレイン』もそこからはブレてないですよね、寧ろ。
刑事ものというより「美女刑事」の物語。
(例えば…世間的に「戦うキャリアウーマン」ドラマというと、
大門先生みたいに「鉄の女」の要素が強調されてる場合もあるけど、
姫川主任は…やや弱いのが特徴、という感じで)


でもね…一点だけはどうしても気になった。

姫川主任には、
性犯罪被害という重い設定が付加されているんですよね。
これを乗り越えようとする話、とも言えるのが、
『インビジブルレイン』だと思うんですけども、
こういう過去と向き合う女性の気持ちって、
もっとちゃんと扱って欲しかった。

というのも…そんな姫川主任がここに来て選ぶ男は、
これまで寄り添ってきた部下の菊田ではなく、
容疑者の一人であり、893者の牧田なんですよね。
(大沢たかおさん、貫禄ある男前v)
何故「敢えて彼に惹かれるのか」って所を、
もっと描いて欲しかったなあと…。

女性側に衝動があっていいし、
自分の社会的立場を忘れてしまっても、
暴力的なイメージを伴う危険な相手に突撃しても、
…そういう場合もあるかもしれない。
だけど、
姫川主任のような過去を持つ立場の女性からみて、
精神的にこういうのって…ありなんでしょうか?????。
(劇中牧田に言わせる台詞、
「俺たちにしか分からない血の臭い」とかっていうのも…、
ちょっとありきたりで…痛みが無いよ…。)


でも、ここだけを別にすれば…、
姫川主任は潜在的にもう長い間、
自分の殻を破りたかったのかもしれないし、
不穏な男には、その不穏さ故に惹かれたのかもしれないしw、
そのために考えられないような無茶をして、
ぐだぐだのヨロヨロを曝してしまった…というお話だったのかも。


そうなんです。

この映画では、姫川主任も菊田も…、
敢えて誤解を恐れずに言えば…ダメな人なんですよね。

自分の思うように突進して行って、
容疑者と寝た事もバレバレになり、
(警察の隠ぺい工作は暴けたけど)
周囲を焼け野原にしてしまった姫川。
自分の思う事を最後まで言わずに、実行せずに通してしまい、
彼女とついに一度も対峙せず退場した菊田。

そういう…理屈では説明できない「大人のやっちまった」物語。
刑事ものとしては…あんまり面白く無かったけどwww、
時々(いつも?)人に訪れる、そんな無情な結末は寧ろ、
ちょっと生々しいものがあったです。

愚かだと気付いてても、避けられなかった衝動。
愚かだと思っていても、踏み出せない瞬間。
それゆえに結末は無惨だけど、
でも人は…、
そういうものを背負って行きていかなくてはならない時もある。

この二人のヨロヨロ感というのか、
ダメダメな感じが…なんかとても…オイラにはリアルだった。



特に、西島さんは…、
菊田みたいな役の時って、輪郭は茫洋としてて、
周囲の空気との境界がにじんでいるというか、
佇む菊田は、背景からはっきり独立していない。
その感じが…菊田の良さでもあり、弱さでもある。

優しいけどダメな男。

菊田が井岡(生瀬さんですねv)に気づかわれて、
おどけて胸を殴るシーン、
ホンっっっっっとにあの流れ、西島さん上手かったですね…。
「コイツにまで主任の事はバレてんのか(いや当然だけど)」とか、
「コイツ…俺の事哀れんでんのか?」とか、
「コイツの気持ちは一応感謝するが…カッコ悪いか、やっぱり俺は…」とか、
いろんな気持ちがないまぜになって交錯する様がやるせない…。

だからダメ男をやらせても、
ホントに西島さんはイイなと思いますwww。

で…そんな菊田は最後に…姫川主任を拒むんですよね。
「もういいです」と。
それも…なんにも触れずに、
一度もちゃんと斬り込まずに、
深刻になるのを避けて、
爽やかにあんなにニッコリ。

「主任にしかヤツを説得できないから、行って下さい」と、
彼女に告げた時に既に…訣別を決めていたのかもしれません。

彼もまた、
そういうやり方で…責任をとってしまう男なのかも。

二人とも、これはこれで…実は二人それぞれに、
「らしい」道程だったのかもしれません。

「らしい」けど…人間ってやるせないっすね。
posted by 夏草 at 02:05| Comment(0) | 男前伝説w | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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